2023年のライオンズ5M13地区大会での講演を締めくくろうとした時、アリシャ・アガルワルは会場の後方から上がった声を聞きました。「なぜあなたはまだライオンではないのですか?」
私たちは87年間の地域奉仕活動を失いたくありませんでした。そこで私たちは地区に支援を求めました。
その時、皆につられて笑いながらも、若きコミュニティリーダーである彼女の心の中で、何かが変わりました。「私はそこに立ち、マイクを握りしめながら、何かがカチッとはまるような感覚を覚えました」。
その瞬間が、カナダ・マニトバ州のポーテージ・ラ・プレーリー・ライオンズクラブを復活させる運動となるきっかけとなりました。
コミュニティの礎

87年以上にわたり、ポーテージ・ラ・プレーリー・ライオンズクラブは地域社会の揺るぎない柱となってきました。その名前と精神は、ライオンズ・プレーリービュー小学校から地元スポーツチームへの後援、視力検査プログラム、そして住民を年々結び付けるイベントまで、町のいたるところに織り込まれています。
「このクラブは、私たちの地区で85年以上の歴史を持つ2つのチャータークラブのうちの1つでした」と、ライオンズ歴48年のシェリル・マッキトリック元地区ガバナーは言います。「何十年もの間、彼らは価値ある目的への寄付、フードドライブの開催、高齢者施設での支援、地域建設プロジェクトの支援で広く知られていました。」
多くのコミュニティがこれらのタイプの奉仕の提供をライオンズクラブに頼っている一方で、ポーテージ・ラ・プレーリーでのニーズは特に大きいものです。
「私たちの市は貧困率が高いのです」とポーテージ・ラ・プレーリー市のシャリリン・ノックス市長は語ります。「そしてライオンズは、フードドライブによる食料安全保障の確保や、高齢者の除雪や芝刈りの支援など、市民のニーズに焦点を当てています。」
今日、クラブはその誇り高い奉仕の遺産を受け継ぐことに専念し続けていますが、減少する資源がその影響を与えています。2024年までに、会員数は6名まで減少し、チャーターを維持するのに必要な10名を4名下回り、クラブの将来が危機に瀕していました。
アガルワルの登場
アガルワルは、市民参加と地域活性化の取り組みで知られる意欲的なカナダのリーダーであり、2023年5M13地区大会での講演にライオンズから招待されたことを光栄に思っていました。ライオンズという組織についてはよく知らなかったものの、その機会が彼女の好奇心をかき立てました。

彼女の家族は、彼女が子供の頃にポーテージ・ラ・プレーリーに引っ越してきました。成長する中で、彼女は地域社会の強いボランティア精神の伝統を目の当たりにしていましたが、地元のライオンズクラブがその精神にどれほど貢献していたかは気づいていませんでした。
クラブが閉鎖の危機にあると知った時、彼女の心の中で何かが動きました。彼女は何十年もの献身と貴重な奉仕が消え去るのを傍観することはできませんでした。揺るぎない決意を持って、彼女はクラブに新たなエネルギーを注入し、その遺産を受け継いでいくことを誓いました。
動き出した新たなスタート
アガルワルの最初のステップは、クラブに入会することで完全にコミットすることでした。わずか21歳で、彼女は5M13地区で最年少のメンバーとして入会を果たしました。これは個人的な誇りであると同時に、より大きな使命の始まりを示すマイルストーンでした。そこから、クラブは指導を求めて地区のリーダーシップチームに相談しました。
「私たちは87年間の地域奉仕活動を失いたくありませんでした」とロブ・マーティン クラブ会長は振り返ります。「そこで私たちは地区に支援を求めました。」
地区リーダーたちは迅速に介入し、そのクラブを最善の方法でどのように支援できるかを検討しました。
「その時、私たちはクラブ再建プログラムについて知ったのです」とケビン・ステベレスキー地区ガバナーは言います。「これは、元のチャーターを失うことなく、新会員を募集し、クラブの活力を回復するために最大2年間の期間を提供するものです。」このプログラムによってクラブに時間的余裕が生まれましたが、アガルワルとポーテージ・ラ・プレーリー・ライオンズクラブの他のメンバーたちは、迅速に行動を起こす必要があることを理解していました。
クラブの成長戦略はいたってシンプル。「必要とされる場所に駆けつける」ことでした。地域社会において意義深く目に見える奉仕活動に焦点を当てることで、同じ奉仕の精神を共有する他の人々が彼らの活動を見て、その影響を認識し、参加するよう触発されることを期待していました。より多くの奉仕活動を行えば行うほど、彼らはより目立つ存在になるだろう。そう思ってのことです。
地区リーダーたちは袖をまくり上げ、クラブと共に活動しました。
「新しいメンバーを獲得するために、多くのプロモーションやキャンペーンを行いました」。マッキトリック元地区ガバナーは言います。「ライオンズになることを勧めるため、いくつかのイベントで私自身講演もしました。」
「10」の力
2025年10月14日、クラブは復活への取り組みにおいて最初の大きな節目を迎え、10人目のメンバーであるジャック・チャールズを迎え入れ、チャーターを確保しました。ジャックは何年も前にライオンでしたが、忙しくなったときに離れました。クラブの新たな活力を目にして、彼は戻ることを決意しました。
ステベレスキー地区ガバナーは言います。「クラブは10名の活動的なメンバーに成長し、新たなエネルギーと目的を持って再び地域社会に奉仕しています。誇らしく思います。この取り組みは、私たちの地区内でのチームワークの力を実証しています。クラブが困難に直面した時、私たちは立ち上がり、協力し合い、ライオンの使命を継続できるよう互いに助け合うのです。」
しかし、これは歴史あるクラブを復活させるための、このクラブの最初の大きな一歩に過ぎません。成長を続けるために、彼らは時代に即した活動をする方法を見つけなければなりません。

「ライオンズは世界と共に進化しなければなりません」とアガルワルは言います。「私たちは単純かつ重要な質問を自分自身に投げかけました。私たちのコミュニティは今、何を必要としているだろうか?その必要を、ライオンズとして実際的に、かつ思いやりを持って、どう埋めることができるだろうか?こうしたニーズは変化するでしょう。私たちはそれに適応します。」
奉仕への帰還
過去2年間にわたり、ポーテージ・ラ・プレーリー・ライオンズクラブは、クラブの再建に取り組んだだけでなく、自分たちが何者であるかを再発見しました。
そしてアガルワルにとって、その道のりはとても個人的なものでした。ライオンになることで、彼女は単に組織に加入したのではなく、本来の自分自身の姿に帰ってきたのだと言います。
マドレーン・ミラー(ABC)はライオンズ・インターナショナルの戦略コミュニケーション上級スペシャリストです。