世界中で、心の健康とケアに対するニーズは高まり続けています。世界保健機関(WHO)によると、不安症やうつ病の発症率は2020年以降約25%増加しており、毎年70万人以上が自殺によって死亡しています。世界中でメンタルヘルスの専門家や組織は、このニーズに対応するための支援を求めています。そしてライオンズは、各地域社会で心の健康とケアに対するインパクトの大きい奉仕を計画するという呼びかけに応えています。
2025年1月、ライオンズ・インターナショナルは、この急速に高まる世界的なニーズに対応するため、心の健康とケアの奉仕イニシアチブを開始しました。このイニシアチブの一環として、ライオンズとレオは心の健康とケアの重要性への認識向上、地域社会の啓発・支援、前向きな変化の推進に取り組んでいます。この取り組みにおいてライオンズとレオが奉仕を進めるための指針となるよう、ライオンズ・インターナショナルは 「心の健康とケア」ウェブページ 及び 奉仕のリソースを立ち上げました。
会話したり、散歩したり、集まったりすることはすべて、偏見を取り除き、つながりを築くために役立ちます。そしてそれこそが、行動するライオンズの真の力なのです。
オーストラリアのライオンズは、オーストラリア・ライオンズ・ウェルビーイング財団を通じて、数十年にわたり各地域社会の心の健康とケアに関する奉仕を支援してきました。同財団の使命は、健康と福祉の取り組みを通じて人々を育成、促進、教育し、より幸せで、より健康的で、より安全な地域社会を作り出すことです。
オーストラリア・ライオンズ・ウェルビーイング財団は、心の健康とケアの奉仕イニシアチブの一環として「Roar for Well-being(幸福のためのローア)」キャンペーンを立ち上げました。このキャンペーンは、オーストラリア中のライオンズクラブを結び付け、クラブが心の健康とケアの奉仕イニシアチブに参加することで地域の心の健康とケアを高めるよう奨励するものです。クラブの取り組みを支援するため、同財団は、クラブが地域のイベントを開催するために役立つ資料が満載の無料のイベント資料パッケージを50個作成し配布しました。また、同財団はライオンズの奉仕を支援するため、無料でダウンロードできる多くのリソースを提供しました。
「心の健康とケアの奉仕イニシアチブに対するオーストラリア全土のライオンズクラブの反応は素晴らしいものでした」と、オーストラリア・ライオンズ・ウェルビーイング財団理事長のデビッド・ダニエルズは言います。「55以上のイベントが登録されていることから、ライオンズが各地域社会で前向きな心の健康とケアを推進することに深く取り組んでいることは明らかです」。

「オーストラリア中のクラブが、独創性と情熱をもってキャンペーンを受け入れてきました。学校を基盤とした活動、福祉ワークショップ、地域での講演、散歩、朝のお茶、コーヒーを飲みながらのチャットセッションなどを主催しています。こうした活動を通じて、ライオンズはオーストラリア各地で会話のきっかけを生み、リソースを共有し、セルフケアとつながりを促しています。それは、私たちが力を合わせれば本当に違いをもたらすことができることを示しています。」
ライオンズとレオが心の健康とケアに奉仕するよう呼びかけたことに前向きな反応を見せたのは、オーストラリアだけではありません。心の健康とケアに関する奉仕の報告は、世界中で劇的に増加しています。2024年7月から2025年7月までに報告された奉仕事業は15,222件近くで、前年より857%以上増加しています。これらの奉仕事業の受益者数は約240万人で、前年の約24万5千人から増加しています。
トルコでは、ブルサ・ウルダグ・ライオンズクラブが、ライオンズ&エルカン・ディケンシク・アルツハイマー患者宿泊施設に滞在する人々を支援する、心の健康とケア奉仕事業を継続的に主催しています。毎週月曜日、クラブはこの宿泊施設に居住する認知症やアルツハイマー病を抱える患者のために音楽を演奏しています。ブルサ・ウルダグ・ライオンズクラブのトルネ・ユルトセブン会長は次のように述べています。「当初は月に1回のペースで行われていましたが、患者の関心が高かったことから、毎週月曜日に行われるようになりました。平均で48人の患者がセッションに参加しています」。ブルサ・ウルダグ・ライオンズクラブは引き続き地域社会に大きな影響を与えています。音楽介入は、こうした状況にある人々の動揺や不安を和らげ、気分を高める効果があることが示されているからです。

レオクラブも地域社会にインパクトをもたらしています。2025年の世界メンタルヘルス・デーに向けて、フィリピンのラカロタシティ・オメガ・レオクラブは、メンタルヘルスに対する意識を高め、地域社会を啓発するための行事を企画しました。このイベントの主な目標は、有益な教育セッションや対話型のワークショップやディスカッションを提供することで、メンタルヘルスに対する偏見を取り除くことでした。ラ・カロタ・シティ・オメガ・レオクラブの会長であるシャイラ・ソリビオは次のように述べています。「この奉仕事業の目的は、心の健康と自己認識に対する意識を高め、健康な体は健全な心にもつながるという考えを青少年に促すことでした。私は個人的に、メンタルヘルスを理解した若者は、共感と思いやりを持って先導する大人に成長すると信じています。彼らが考えを分かち合い、理解を深めていく姿を見て、青少年の間で心の健康に関する知識を広め続ける大きな励みとなりました」
2025年10月4日から12日にかけて、世界中のライオンズとレオが史上初の心の健康とケア奉仕週間に参加しました。これは、2025年10月10日の世界メンタルヘルス・デーに合わせて、心の健康とケアに関する奉仕を推進し、奨励するものでした。ライオンズとレオは、認識向上イベントやパレード、瞑想やウェルネスのセッション、メンタルヘルスへの偏見を軽減するイベント、自殺予防に関する認識向上イベントなど、多くの奉仕事業を企画しました。奉仕週間の間、ライオンズとレオは、4,000以上のクラブによって企画され、約240万人に奉仕する驚異的な7,500以上の奉仕事業を報告しました。奉仕週間の終了以来、ライオンズとレオは世界中でインパクトの大きい奉仕活動を積極的に紹介しています。ライオンズ・インターナショナルは、これらの奉仕事業に関する動画を対象とした「奉仕週間ビデオショーケース」に、八つの会則地域全てから600本以上の動画提出を受け取りました。
ライオンズとレオは、ユニークで影響力の大きい奉仕の方法を見つけることで、この呼びかけに応え続けています。高齢者や青少年に奉仕する事業の企画、メンタルヘルスに対する偏見を減らすためのシンポジウムの開催、自殺予防に対する意識の向上など、ライオンズが奉仕を通じて世界中の地域社会で心の健康とケアを改善し、リーダーとして奉仕していることは明らかです。ダニエルズが言うように、「会話したり、散歩したり、集まったりすることはすべて、偏見を取り除き、つながりを築くために役立ちます。そしてそれこそが、行動するライオンズの真の力なのです」。
「心の健康とケア」ウェブページにアクセスして今すぐリソースを見つけ、奉仕を始めましょう。
エライザ・ドールはライオンズ・インターナショナルのプログラム企画スペシャリストです。